writing by:RAY
はじめに
前回はパーツの役割を覚えていただきました。
そして今回の後編では、そのパーツの役割がどんなところで活かされているのか、実際のゲームのスコアや体感などのお話をしていきたいと思います。
また、必要なパーツのソフトウェアや細かい部分の補足なども一緒にしていきます。
オペレーティングシステム

- PCは何をしているのか
- オペレーティングシステムとは
- オペレーティングシステムとゲームの関係
- どのオペレーティングシステムがいいのか
1・・・PCは何をしているのかというと、難しい言葉で言えば【情報処理】です。いまいちイメージがつきにくいと思うのですが、要するに命令を処理するための機械だと言うことです。使用者が「ゲームをしたい」「YOUTUBEをしたい」などの要望をPCに向けて発信し、その命令を実行するための機械です。
2・・・オペレーティングシステム(以下OS)とは、PCの命令をより簡単に使用者に見せて効率化を図った基本ソフトウェアです。これがないと起動ができないソフトがたくさんあったり、PCに命令するたびに専用のコマンドを入力しないといけないのでとても面倒なのですが、それを簡略化してくれるのがOSになります。
3・・・OSとゲームの関係は、先程述べたようにゲームの起動を手助けしてくれたり、ゲームの周りのソフトウェアの起動を手助けしたりすることができます。
4・・・どのオペレーティングシステムがいいのかという問題に関してもとてもシンプルです。WINDOWSです。それ以外考えなくていいです。他にもLINUX、MAC OSなどがありますが、その2つを足してもWINDOWSのほうができるゲームが多いと思います。それくらいゲームはWINDOWSベースで作られていることが多いのです。
GPU(グラフィックボード)とゲームの関係

- ゲームジャンル
- GPU(グラフィックボード)の選び方
1・・・ゲームの種類は星の数ほどあります。RPG、アクション、リズムゲーム、アドベンチャー、パズル、格闘ゲーム、スポーツ、レースゲームなどなど。自分が好きなゲームを良く考慮して、パーツ(グラフィックボード)を購入しなければなりません。
前回話したようにGPUは3DCGを動かすためのパーツになるので、ドット絵のゲームレベルのものはGPUがそこまで必要ありません。逆にGPUが必要なゲームは、3DCGをとても早い展開で動かすものほど高額なGPUが必要になります。アクション、FPS、格闘、リズム、スポーツこれらのゲームジャンルでは、CGを素早く動かし次々にポリゴンを変化させなければならないので、スペックを高くしなければなりません。
2・・・GPUの選び方は、パブリッシャー(ゲーム発売会社)が出している【推奨スペック】を参考にするといいです。

最低と推奨がありますが、最低は「最低これくらいのスペックでもプレイすることはできなくはないですよ」という意味で、【楽しむためには推奨以上】が必要ですよという意味合いで捉えてください。
前回の記事を読んだ方ならもう分かるかなと思います。注目してほしい所は、グラフィックの部分です。買ったらいいGPUが記載されています。上記ではGTX1060/GTX1660Sとなっていますね。このように「GPUどれ買ったらいいのかわからないよ!」というときや「自分のGPUは大丈夫なのかな?」というときは、パブリッシャーが提供している『推奨スペック表』を必ず確認するといいです。
「これ以外のGPUがふさわしいかどうかわからないよ!」というときは、前編で紹介したドスパラ社が提供しているGPUの表を参考にしてみるといいです。

このスコアの数字を超えるものであればより最適に遊べることになるので、もしGPUの購入を考えている人は、今自分がプレイをしたいゲームのひとつ上のGPUを狙うことを強く推奨します。
フレームレートとリフレッシュレートとケーブル
- fps
- リフレッシュレート
- ケーブル
1・・・fpsとはフレーム・パー・セカンドの略で、『一秒間に何枚の画像を何枚出すか』を表す言葉です。パラパラ漫画を想像していただくとわかりやすいのですが、枚数が多くなればなるほど動きがより滑らかになり、キャラクターがイキイキとしていきます。ですが、枚数が少なくなればなるほど、合間に何があるのかわからなくて分かりづらい表現になってしまうのです。
では、どのくらいのfpsがあればいいのか?という疑問が湧くかなと思います。
上記で説明をした推奨スペックが、ここで反映をされてくるのです。上記のスペックは、おそらく60fpsを目安にしたものでGTX1060となっていると思います。なぜ60fpsが標準なのかは、テレビの影響などが大きかったりします。
ですが、60fpsでは足らないゲームも多くあります。筆者個人が一番フレームパーセカンドを上げた方がいい思ったゲームは、『FPS(ファーストパーソンシューティング)』です。
(※)自分が操作を60fpsでしていても、オンラインの相手は240fpsで動いている場合、相手と向き合っている状態で打ち合いをすると、1秒間で180フレームの差が出てきてしまいます。
もっとわかりやすく言うと、マルチオンラインで勝負している相手は私がの動きが鮮明かつ滑らかに見えているのですが、私自身は相手の動きがカクカクで狙いを定めるのに時間がかかってしまい、撃ち合いになれば負けてしまうということです。
2・・・リフレッシュレート(単位はhz)とはfpsと同じで『モニタに出力ができる画像の最大枚数』の事を指します。
PCで240FPSだしたとしても、モニターが60hzだと実質60fpsでしか写せていないのです。モニタによって出力最大値が決まっていますので、モニタを購入する際には必ず自分がプレイをするゲームの種類を確認してから買うようにしましょう。
3・・・PCとモニタをつなげるためのケーブルも、前回書いたようにDisplayPortを選びましょう。理由はDisplayPortのほうが『高フレームレート・高リフレッシュレートに対応しているものが多い』ためです。HDMIケーブルよりも少し割高ですが、ゲームをするというのであればDisplayPort一択かなと思います。
※ちょっとややこしいので、このブログでは、大文字でFPS(ファーストパーソンシューティング)と小文字でfps(フレームパーセカンド)を使い分けます。
今回説明した以外のメーカー

今回前編と後編で紹介したメーカーは、世界で最も売れているハードウェアパーツ会社のブランドのものです。
「Intel入ってる?」でおなじみのIntel社のCore iシリーズ、そしてNVIDIA社のGeForceシリーズでした。
これ以外にもAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)社が販売しているCPUにRyzenシリーズと、Radeonシリーズがあります。紹介に至らなかった理由は、普及率と世界的にスペック表記のデフォルトがIntel社とNVIDIA社になっているからです。AMD社はIntel社やNVIDIA社を猛追していますが未だにシェア率が超えていないので、先にこの2社の商品を起点として重点的に紹介しました。
CPUファンの種類

- CPUファンとは
- 空冷
- 水冷
- どれを買ったらいいか
1・・・CPUを使用していると、かなりの高熱(150℃くらいまで)になります。そのままではCPUが熱で壊れてしまうために、常にCPUに風を送って冷やすものがCPUファンになります。種類はいくつかありますが大きく分けると「空冷」と「水冷」に分かれます。
2・・・空冷とは先程記述したように「CPUに風を送り冷やす」方法です。メリットは、かなり低価格で売られており、電気代もそんなにかからないです。デメリットは、水冷と比べればファンの回る音がうるさく聞こえてしまいます。
3・・・水冷は「CPUに直接液体を当てて冷やす」方法です。機械に水を…?と思いますが、慣れたPCゲーマーはかなり水冷を使用している人が多いです。メリットは、液体の通う管を光らせることができるので光らせたい人は好きな人が多いです。また、冷却度は水冷の方が高いです。デメリットは、高額な上に、あまり知識がないとPCに水冷の中身の液体をかけて故障させてしまうという点です。
4・・・どっちを買ったらいいのかというと、おすすめは断然「空冷」です。扱いやコスパなど断然空冷がいいです。水冷は正直主観でしかないですが、見栄え以外のあまり意味がないと思っています。
まとめ
- オペレーティングシステム・・・
必ずWindowsを選びましょう!(バージョンは2022年現在であればwin10以上) - GPUとゲームの関係・・・
よく動くゲームをプレイする場合は、いいGPUを買いましょう! - フレームレート、リフレッシュレート、ケーブル・・・
ゲームがカクつくときはフレームレートが低かったりリフレッシュレートが低かったりするから気をましょう! - 今回紹介した以外のメーカー・・・
今回はIntelとNVIDIAを紹介したけど、AMDという会社もあるから忘れないでください! - CPUファン・・・
空冷を選んでから、後にどちらにするかまた選び直せばOK

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