Writer by:RAY
Editor by:SAYURI
結論
頓挫してしまうことは悪いことではありますが、色々な兼ね合いがあり発売にまで漕ぎつけないでいるのは仕方ないところもあります。
ファンは裏切られたという気持ちだけを持つのではなく、ある程度の寛容な面を持って待つ、ないしは諦めることが大事なのかもしれません。
もしメーカーが見ているのであればと願って書きますが、発表はユーザーを期待させてしまって放置しているのは大人として、企業として情けないと思います。そうであれば、確実に中止になりましたと報告を一報入れるべきだと個人的に思います。
仮に発売日を発表してしまうものに関しては必ずそこに間に合わせるようにするべきだと考えています。それは企業としての責務だと感じます。
はじめに
ゲーマーの喜びはいくつがありますが、大きく分けて4つあります。
・ゲームの発表
・ゲームができること
・ゲームをクリアすること
・出来なかったことが出来るようになること
その中でもゲーマーが最もお祭りとしているものがゲームの発表です。これはかなり重要な一面で、ゲーマーが待ち望んでいたり、見たこともない景色を見せてくれる場面として盛り上がります。
今回はゲームの発表からゲームが発売に至らなかった作品を紹介していこうと思います。
条件は『発表から数年以上経ち、音沙汰が一切ないゲーム』です。独断と偏見で選んでいるのであしからず…(正式に開発中止が発表されたものは除外されます。)
なお、情報が古かったり、間違ってしまうこともありますので、もしよろしければ間違っている部分をコメントにてご指摘いただけると幸いです。
※2022年現在での未発売になります。
DEEP DOWN

・初発表:カプコンより2013年の PlayStation Meeting 2013 にて
・ゲームハード:プレイステーション4(以下PS4)専用タイトル
・ジャンル:RPG(公式では記憶を読み取るRPG「リーディングRPG」と呼称している)
・ゲームシステム:オンラインマルチプレイの多人数型で、基本料金無料でのプレイを想定していたとのこと。課金要素はアイテムへの課金(pay to winかfree to winなのかは未公開)
・ストーリー:舞台は2094年のニューヨーク。物に触れることで、そのものに宿る声を聞き、残留思念を読み取ることができる「リーディング」という特殊能力を持つ者たちが、過去の遺物をリーディングすることで「記憶の世界」へと飛び、歴史の調査や解明を行うことを生業としていた、と発表されていた。
似たようなシステムでアサシンクリードのアニムスというシステムが有り、過去に戻り未来での過ちを正すような展開を予定していたと思われる。
・現在、その後:ツイッターでは、最後にツイートされたのが2015年で、7年という長い年月のまま放置されている(RTは除く)。メディアから2019年にその後の進捗はどうなのだ?という問いに対し、「開発チームは現在集結していないものの、本作の商標登録は更新を続けており、プロジェクトが完全に放棄されたわけではない」と返答している。
・私の感想、期待:将来発売され期待されるゲームに贈られるゲームフューチャー賞を受賞している作品でもあります。そのためか、当時の私もとても期待をしていたタイトルであっただけに未だに首を長くして待っています。基本料金無料やマルチオンラインプレイタイトルを削ってでも個人的には発売をして欲しいと願う作品です。
PRAGMATA
・初発表:2020年06月12日(金)にソニーの PS5 THE FUTURE OF GAMING にて
・ゲームハード:Microsoft Windows、 Xbox Series X/S、 PlayStation 5
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:2022年に発売を予定していたが、2022年早々に2023年への延期を発表。
・私の感想、期待:まだ一つのトレーラーしかなくほぼ詳細はわからない状態ですが、グラフィックや設定などは、他のゲームにも負けないくらい素晴らしいものだといことは確定しているかな、と思います。現在の時点で2023年という情報しかないため、年末に向けてなんらかの続報が聞ければいいなと思います。
メトロイドプライム4
・初発表:2017年6月の E3 にて
・ゲームハード:ニンテンドースイッチ(以下 switch)
・ジャンル:FPS、アクション
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:2017年の発表時点では、スタジオ名不明の場所(バンダイナムコスタジオ・シンガポールではないかという噂)が開発を進めていたが、2019年時点でのクオリティが芳しくなかったため、もともとレトロスタジオから始めたメトロイドプライムを4も手掛けることになった。
・私の感想、期待:あれから3年の月日が経とうとしているので、もうすぐあるであろうニンテンドーダイレクトの発表がかなり期待値として上がっているように思えます。その証拠に、各メディアでは「メトロイドプライム4の発表がくるのでは」とおおよその確実性を持って予想されている状況です。
メトロイドドレッドがとても素晴らしかったという点も大いに考えられるので、どんな作品になるか楽しみに尽きますね。
ピクミン4

・初発表:正式発表はまだしてはいないが、クリエイターが2015年9月 Eurogamer のインタビューにて「ピクミンの開発チームは常に次の作品に向けて動いている」とした。
・ゲームハード:未定(おそらくswitch)
・ジャンル:未定ではあるが過去作からストラテジーと予想される。
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:正式な発表すらないまま、8年以上が経っている。その後、メディアからのインタビューで、マリオなどを手掛けた宮本茂氏は「ピクミン4の開発は順調に進んでいる」と言ったそうだ。
https://jp.ign.com/pikmin-4/14777/news/4
・私の感想、期待:こちらも次のニンテンドーダイレクトにて発表があるのでは、と各メディアにより予想されており、私自身も期待をしている作品の一つです。
Switchでは、任天堂が保有している有名シリーズをほぼ新作として発売をしています(Switch では wiiu で発売したリマスター版を発売しています)。そのため、こちらの作品も Switch の勢いを更に加速させるために、Switch が現役の状態で発売をするのではないかと私自身も予測をしています。
名探偵ピカチュウ 続編

・初発表:2019年5月に映画の公開に合わせて続編が制作中と発表
・ゲームハード:不明(おそらく Switch)
・ジャンル:推理アドベンチャー
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:2019年から音沙汰なし。
・私の感想、期待:3DSで発売をして、未完のまま終わってしまっています。そのため、ファンからはまだかと心配されています。次のゲームの発売にて完結するのかは不明ですが、3年以上音沙汰がないのは、ファンとしては早めに続報がほしいと思うのも自然かなと思ってしまいます。
ドラゴンクエスト12
・初発表:2021年5月27日(木)に配信された『ドラゴンクエスト』シリーズ35周年記念特番にて
・ゲームハード:不明
・ジャンル:RPG
・ゲームシステム:詳細は不明だが、本シリーズから少し変えてくると明言されている。コマンドバトルを一新。かといって“コマンドじゃなくなる”わけではないとのこと。
・ストーリー:こちらも詳細は不明ではあるが、色々選択を迫られるシナリオ。自分の生き方を決める。決断によってゲームが変わってしまうかもしれないと発表。
・現在、その後:発表から1年が経つものの、続報はなし
・私の感想、期待:誰もが知る国民的ゲームであり、大人気王道RPGです。私のゲームのルーツでもあります。期待値はかなり高いですが、今まで培ってきたゲームのシステムを刷新して行く可能性をちらつかせています。ですが、堀井雄二先生は決して既存ユーザーを裏切らない人だと私は知っているので楽しみですね。
ドラゴンクエスト3HD2D リメイク
・初発表:上記と同じく、2021年5月27日(木)に配信された『ドラゴンクエスト』シリーズ35周年記念特番にて
・ゲームハード:不明
・ジャンル:RPG
・ゲームシステム:詳細はまだ発表はされていないが、リメイクなので根幹的なものは変えていないようにトレーラーから見受けられる。職業をダーマ神殿にて変えたり、仲間をルイーダの酒場で集めたりと当時のままのシステムは健在だと思われる。
・ストーリー:こちらもリメイクなので大きくは変わらず、勇者が大魔王を倒すための旅に出て、強くなり仲間とともに切磋琢磨していく王道ファンタジー。
・現在、その後:ドラゴンクエスト12と同じく、その後の続報はない状態が1年以上続いている。
・私の感想、期待:ドラゴンクエストシリーズでも人気ランキングで上位に必ずと言っていいほど入っている3。初代のファミコンから未だに人気でプレイをされ続けています。システム・ストーリーは据え置きだと思いますが、グラフィックが変わるだけでも、昔と違う大きな体験かなと感じています。
インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険

・初発表:2020年5月27日に行われた生放送「ドラクエの日特別番組 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 最新情報ダイ放出スペシャル!」にて
・ゲームハード:未定
・ジャンル:アクションRPG
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:ドラゴンクエストダイの大冒険のストーリーを最初から最後までそって描くとのこと。
・現在、その後:2021年に発売を予定していたが、グラフィックのクオリティを理由に延期が2021年12月18日に発表された。2020年にアニメのリブート(90年代に漫画がアニメ化していたが、原作に追いつてしまったので、完結せずに終了)とともに、メディアミックスでの展開を試みるもアニメはほぼ終盤になっており、ゲームの発売日が決まっていない。

続報がこの秋にある東京ゲームショウにて発表がされるとのことなので、首を長くして待っている人も多い。
・私の感想、期待:スマートフォン版のゲームをリリースしてはいるものの、コンシューマ版のゲームとなるとクオリティが低いものに関しては売ることができません(売ったとしても赤字になったり、版権者への配慮などもあるため)。
昔から大好きな作品なだけにコンシューマゲーム版はかなり期待をしていますが、初回の発表からでは期待薄になりそうな予感がします。時間がかかっているし発表もそこまで多くないことから、スクエニの力の入れようはそこまで大きくないのかもしれないとうかがえます。
BLUE PROTOCOL

・初発表:2019年6月28日に発表
・ゲームハード:pc
・ジャンル:MMORPG
・ゲームシステム:MMOの王道らしくクラス分けがされている。盾、斧、弓、杖、ハンマーこれらのクラスで攻略をしていく。アイテムや乗り物、街での他のプレイヤーとの交流など、MMOの特徴を最大限に生かした作品となっている。
・ストーリー:何もない平原で記憶を失った状態の主人公。そこでフェステというキャラクターに騙され下僕となり、トレジャーハンターの手伝いをすることに。宝探しをしながら冒険者ジェイクに腕を見込まれて、プレイヤーは冒険者へと・・・
・現在、その後:2019年の時点で5年前から開発がスタートしたとのことだが、公式のツイッターが2021年の開発メンバー募集ツイートを最後に1年が経った。その後は音沙汰がなくなってしまう。
・私の感想、期待:アンリアルエンジン4でアニメ調のグラフィックで制作をしているのでMMOに抵抗がある日本人でも多くの人がテスターとして参加したことが話題となりました。
PROJECT Re FANTASY

・初発表:2016年12月,アトラスより新プロジェクト「PROJECT Re FANTASY」を発表
・ゲームハード:不明
・ジャンル:おそらくRPG
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:純粋なファンタジーとだけ発表
・現在、その後:2016年の初回の発表から一切の情報を出さないまま現在までに至る。
・私の感想、期待:アトラスは以前よりRPGを発売しています。女神転生シリーズを主体として派生作品を数々発売。その中にはペルソナや最近発売をされたソウルハッカーズシリーズも含まれています。
私独自の観点ではありますが、アトラスのRPGは王道からは外れており、いわゆる邪道のRPGになります。
現代にある悪をファンタジー化しているものが多いので、王道のファンタジーを描くのはほぼ初めてではないでしょうか?そういった意味でもかなりの関心を集めている人も多いです。
Assassin’s Creed VR


・初発表:2020年09月17日デジタルイベント「Facebook Connect 2020」にて
・ゲームハード:PlayStation VRを含むVRデバイス向け
・ジャンル:ステルスアクション
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:2年の月日が経つが、同時期にスプリンターセルVRは開発中止(業績報告会にて明かされたとのこと)を発表したが、アサシンクリードVRは続投されている。映像などは一切ないためどのようなゲームなのかは不明のままである。
・私の感想、期待:UBIは多くの有名IPを抱えています。その反面発売に至らないゲームもまたたくさんあります。そのうちの一つとしてアサシンクリードVRがあげられますが、VRというハードルの高さによりゲーマーからはそこまで期待をされていない状態です。個人的にはVRの進化は2016年にVR元年とされたときよりも大きいので、ゲームの幅も広がっていると感じています。そういった意味でもアサシンクリードVRは忘れずに待ちたいと思います。
ビヨンド グッド アンド イービル 2

・初発表:E3 2017におけるUbisoftのプレスカンファレンス
・ゲームハード:不明
・ジャンル:過去のシリーズから考えるとアクション
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明
・現在、その後:2018年にとてもリアルで長尺のトレーラーを発表。以降音沙汰がなくなる。
・私の感想、期待:シリーズは未プレイですが、SFでありがならも独特の世界観を放つ作品がトレーラーから感じられます。ゲームの本編を発表するのは近々なのでは?とメディアもこぞって報じていることから、何かしらのアクションが今年中には見られるのではないかと予想しています。
プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク

・初発表:2020年9月のUbi Fowardライブストリーミングにて
・ゲームハード:PS4、Xbox One、PC(Epic Game Store)
・ジャンル:アクション/アドベンチャー
・ゲームシステム:通常のアクションゲームに加え、アンチャーテッドのように特定の壁を登ったり三角跳びのようにして障害物を超える事ができる。一番の特徴はミスなどをした場合に、題名のように若干の時間を巻き戻しやり直しができるようになっている。
・ストーリー:英雄であるプリンスとして戦い、マハラジャの娘ファラとともに冒険。宮殿内を移動し、敵と戦い、罠に満ちた部屋を抜け、時間の砂を支配するボスに対峙する。プレイヤーは、敵との戦闘とパルクールによる移動を通じて成長していく。
・現在、その後:ゲームのグラフィックのクオリティがPS2レベルなどと酷評をされ、2021年1月発売予定が3月へ、そして開発元がまるごと変わり、再び延期となり発売日未定のままとなっている。
・私の感想、期待:UBIではほぼ初めてのフルリメイク作品となるだけあって気合も入っていたのではないのかなと思う反面、できてきた作品がとてつもなくクオリティの低いグラフィックでユーザーから反感を買ってしまいました。今年9月11日にUBIのオンラインカンファレンス「UBISOFT FORWARD」が予定をされているので、何かしらの続報が聞けるかもしれないと思ってい
。
Marvel’s Wolverine
・初発表:2021年9月10日の「PlayStation Showcase 2021」にて
・ゲームハード:PS5
・ジャンル:不明
・ゲームシステム:不明
・ストーリー:不明ですが、映画ウルヴァリンを踏襲するのではないかと予測されます。
・現在、その後:初発表からの続報は現時点ではなし。2024年を目処に発売予定とされている。
・私の感想、期待:数々のAAAタイトルを作り、成功を収めているインソムニアックゲームズというゲーム制作会社からの発売。映画を見たことがない私でも期待をしてしまいます。そんなゲームであってほしいと願っています。まだ1年に満たないですし、当初の発売予定も後2年あるので続報が待ち遠しい限りではあります。
Marvel’s Spider-Man 2
・初発表:Marvel’s Wolverineと同じく、2021年9月10日の「PlayStation Showcase 2021」にて
・ゲームハード:PS5
・ジャンル:アクション
・ゲームシステム:不明ですが、1と同じくスウィングがとても気持ちよい移動方法ではないかと予想されている。
・ストーリー:1のDLCとして単独でも販売されたマイルズモラレスもPVから一緒にでている。ゲームは設定はほぼ一緒だが、映画などとはストーリーが違っている状態だったため、おそらく2も同じような形での展開になるのではないかと予想。
・現在、その後:こちらもMarvel’s Wolverineと同じく、初発表からの続報は現時点ではなし。2023年を目処に発売予定とされている。
・私の感想、期待:1はマイレズモラレスもトロフィーをコンプリートするくらいとても好きな作品でした。来年の発売を予定しているのでそろそろ続報がほしいかなと思います。インソムニアックゲームズは素晴らしい作品をたくさん排出しているので期待値はめちゃくちゃ高いです。
N1RV Ann-A: Cyberpunk Bartender Action

・初発表:2018年9月19日
・ゲームハード:PC、PS4、Nintendo Switch
・ジャンル:アドベンチャー
・ゲームシステム:詳細は不明だが、前回のVA-11 HALL-Aをある程度踏襲すると予想。
・ストーリー:インディーズゲームでは異例の大ヒットを飛ばした「VA-11 HALL-A」の正式な続編となる。
高級バー「N1RV ANN-A」が存在する理想郷のパラダイス、セイント・アリシア島。その人工島ではディストピア的な経済組織が暗躍しており、島民の日常生活のあらゆるところに影響を及ぼしている。また、バーを訪ねる多様な客らはマフィア組織による恐喝や人身・麻薬売買など、様々な犯罪や悪業に悩まされ続けている。
バーテンダーのサムもその一人。恋人のレオンはヤクザとしての顔を持ち、二人の関係には亀裂が深まりつつあるが、8歳の息子トニーのため、日々努力を重ねていく。そんなサムとレオンが、この作品の主人公である。
※STEAMより注釈
・現在、その後:2020年を目処に発売を予定していたが、同年の年末に発売未定に変更。今年の5月に新たにN1RV ANN-Aの進捗状況をSukeban Gamesのサイトへアップした。それによるとプログラマー兼シナリオライターのFernando Damas氏が、開発をひとりで抱え込んだ結果、燃え尽きたような状態になってしまったのだという。そして新たなプログラマーの手で本作を再構築し、同時にストーリー面についての議論を重ねていたことで、開発に時間がかかっていると当時説明された。
・私の感想、期待:VA-11 HALL-Aは世界でもかなり販売歩数があり、日本でも多くのインディーズゲーマーによってプレイをされています。インディーズゲームではありますが音楽・演出そしてストーリーはAAAタイトルに比べても引けを取らないくらいの出来だけに、N1RV ANN-Aへの期待はとても重くのしかかっているのだと思います。ゲーム制作は一筋縄ではいかないので、こちらも首を長くして待つ他無いと自分に言い聞かせて待っている状態です。
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